ナギナタガヤ草生栽培

TWCは草生栽培に取り組んでおります。
というと聴こえは良いのですが、別名は・・ほったらかし伸び放題雑草天国ですね。笑

有難いことに、辰巳琢郎さんの番組で撮影が入ることもありましたし、お客様がいらしたときに畑に入れないと困りますので、月に数回、草刈り機を入れておりますが、それでも追い付きません。

ブドウの成長に伴って、草刈りよりも棚上のブドウに対しての作業比率を上げる必要がありました。
TWC畑の棚は2m以上の高所になっている箇所もあり、誘引作業も大変です。

基本的に週末ファーマーのわたしたちにとって、作業における草刈りの比率をいかに低くしてブドウのほうの世話に専念できるか、ということが課題でした。

そんな中、マメ科のフェアリーベッチなど、いわゆる「緑肥植物」をいろいろ検討した結果、目をつけたのはイネ科の「ナギナタガヤ」。
既に勝沼の地で取り入れておられる農家さんのお話しもお聴きしつつ、まずは部分的に試験導入することにしました。

今年は殺虫剤の使用をやめることができました。
下草でカマキリやクモ、テントウムシたちががんばってくれています。

そんな下草を、全部ではないのですが、一部の畑で完全に除草して植生を変える作業はすごく胸の痛い作業でした。
虫たちのパラダイスを奪ってしまうからです。
アレロケミカルによるアレロパシーの話しもあります。

虫たちが早く帰ってきてくれますように、願いも込めて、ナギナタガヤの種1.5kgを、15kgの菜種粕に混ぜて撒きました。

来年に向けてしっかり育ってほしいです。
勝手に名前つけちゃいました。
「ガヤ子」がんばれ。

2013/10/13 種撒き

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2013/10/19 一週間後の様子

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2013/10/25 細長い芽が出てきました

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2013/10/29 10センチを越えるものも出てきました

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2013/11/8 息を飲むような美しさになってきました!

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2013/12/15 冬支度に入りました

2013年シーズン 収穫を迎えました

10/12にTWC畑の収穫作業を行いました。

今年の収穫量は22kg、収穫箱3箱分でしたが、昨年は若木のために収量制限をして6房でしたので22kgでも小さな一歩です。

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シカにやられて全滅して植え直しまで1年かかったり、若い木なので花芽が出るまで時間がかかったり、木の成長のために摘房したりして結局4年目にしてようやくここまでたどり着くことが出来ました。

メンバーみんなでワイワイ選果していると、3ヶ月で延べ100名超を動員して開墾した日々、灼熱の夏の日々、蒸風呂の梅雨の日々、草刈りや獣害ネット敷設、台風にやられて土木工事した過酷だった作業、走馬灯のように思い出されました。みんな良き思い出です。

2012年12月12日に高輪プリンスホテルでリリースパーティーをやる!
と2009年年末に決めてから4年、日時と場所は変わってしまいますが、数本のワインで乾杯が出来そうです。

2014年シーズンの準備にそろそろ取りかかります。
一緒に2014年の乾杯をしてくださるメンバーを募集しています。
ちなみにいつも募集しています笑

あなたも勝沼の、鳥居平の地で、ブドウを一緒に育ててワインを楽しみませんか?

特別な知識は不要です。まずは畑に遊びに来てみてください!
みなさまの参加をメンバー一堂お待ちしております。

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